11月7日、高等部園芸班の生徒たちは、今幼稚園の子どもたちとのいも掘りやピーマンの収穫を楽しみにしていました。心配していたお天気は大丈夫だったのですが、まさかのいのししの出没で、いも掘りは中止になってしまいました。
サツマイモはちょうど収穫時期だったので、午前中に園芸班の生徒で掘り上げました。ピーマンも収穫し、袋に詰めました。一緒にいも掘りはできませんでしたが、今幼稚園の子どもたちに届けることはできないかと問い合わせると、園長先生から「子どもたちが喜びます」と、お返事をいただき、午後から届けることになりました。
リヤカーにサツマイモとピーマンをいっぱいに積んで700mの道のりをみんなで運びました。幼稚園では81人の園児たちが、待ってくれていました。生徒たちは自分たちが育てたサツマイモとピーマンを園児一人一人に手渡し、とても満足そうでした。園児たちが「ありがとう。また、来てね」と、見えなくなるまで手を振って送ってくれました。
一緒にいも掘りはできませんでしたが、この日、経験したことや、園児たちの笑顔、「ありがとう」の言葉に、生徒たちはやりがいや、人の役に立つ喜びを感じることができたのではないかと思います。