7月5日(金)、PTA希望者研修会を行いました。「りんくるファイルをつくろう」というテーマで研修を行い、小・中・高等部児童生徒の保護者7名が参加されました。
りんくるファイルとは、岡山市が作成した相談支援ファイルで、発達が気になるお子さんとその保護者が、幼児期から成人期まで一貫したサポートを受けるために支援者や関係者と一緒に作っていくファイルのことです。
研修では、相談支援専門員さんから、障害基礎年金の受給申請の際に、幼少期のことを細かく書かなくてはならず、その時の根拠になることや、親亡き後に本人に対してより良い支援が受けられるようにするためのものであること、「記憶」は消えてしまうけれど、「記録」はずっと残るものであること等に触れ、腑に落ちる説明をたくさんしてくださいました。
また、普段の生活で気になっている相談支援専門員とのやりとりの頻度やタイミングなど、具体的な悩みや質問を答えていただいたりしました。保護者の皆様からは、「何を重点に書いていったらいいのかや、少しずつでも情報を残しておく重要性と、年金の申請に役立つということが分かってよかった」などのご意見をいただいています。
いざという時にとても役に立つ「りんくるファイル」を活用していただけるよう、今後も研修の機会を設定して、多くの方に広めていきたいと思います。